デンタルクリニック青木

高血圧と歯周病の関係と歯科治療

高血圧と歯周病の関係と歯科治療

日本歯周病学会 専門医
代々木 デンタルクリニック青木
院長 青木栄人

知ると怖い高血圧高血圧に起因する脳心血管病死亡者数

日本における高血圧を起因とする脳心血管病死亡者数(過剰死亡)は年間約10万人から17万人と推定されます。(2019年データベース・2020年高血圧診療ガイドより)
これは喫煙に次ぐ重要な要因です。厚生労働省の統計では高血圧性疾患の死亡者数は別途計上されていますが、脳卒中や心疾患の死亡の多くが高血圧に関連しています。

自分の高血圧を自覚していない人は1400万人

日本における高血圧者数は約4300万人で、その内きちんと管理できていない人の数はなんと3100万人です。
3100万人の方が血圧140/90mmHg以上のまま放置しているということです。

その3100万人の管理不良の方の中でご自身の血圧が高いということを認識していない人が1400万人もいるのです。

分類
診断室血圧(mmHg)
収縮期血圧(高い) 拡張期血圧(低い)
(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン製作委員会
(編):高血圧治療ガイドライン2019.p18より引用
正常血圧 <120 <80
正常高値血圧 120~129 <80
高値血圧 130~139 80~89
Ⅰ度高血圧 140~159 90~99
Ⅱ度高血圧 160~179 100~109
Ⅲ度高血圧 ≧180 ≧110
(孤立性)
収縮期高血圧
≧140 <90

必ず歯科医に伝えましょう血圧が高い方の歯科治療

血圧が高い方は歯科治療では注意が必要です。初診時の問診表や歯科医、受付での報告は必ずなさって下さい。
当院では必ず50代以上の方には必ず聞くようにはしておりますが、治療前の血圧管理(服薬確認と測定など)、掛かりつけ医との情報共有とストレス軽減が重要です。

白衣高血圧とも呼ばれる、お医者さんにかかるだけで血圧が上がる方もいらっしゃいます。
歯医者さんでは待ち相席にウォーターサーバーを用意しているクリニックも多くなってきました。暑さや喉を潤すためでもありますが、リラックスするためにも治療前に飲んでいただくことも重要です。

180/10mmHg以上なら治療延期も

血圧が不安定であったり、180/110mmHg以上の場合は麻酔薬(血管収縮剤)の使用や外科的処置(抜歯・歯ぐきの切削など)では慎重な対応が必要になります。
白衣高血圧を防ぎ、治療判断と術後の止血対策も重要です。
「歯の治療は血圧とは関係ないよ」
などと考えず、必ず歯科医にご自身のお身体のこと、飲んでいるお薬やアレルギーなどあればお伝えください。

降圧薬を服用の方の歯科治療

降圧薬(高血圧症の治療に使われるお薬で血圧を効果的に下げるお薬の総称)で最も使用される(カルシウム拮抗薬)は歯ぐきが腫れる(歯肉増殖)場合があります。
当然、歯肉が腫れると歯磨きも難しくなり歯周病を悪化させる原因になるのです。そのような場合、必要に応じて歯科医から内科医へお薬の変更をお願いする場合もあります。また歯科衛生士による患者さんに最適なブラッシング指導が大切なのはこのためです。
歯ぐきが腫れている方、高血圧の方で歯周病と思われる方は歯周病専門医である当院デンタルクリニック青木にお越しいただければ患者さまの症状に合わせた治療を提供致します。

糖尿病と歯周病|代々木の歯科|デンタルクリニック青木

炎症性サイトカインを減少させる歯周病治療で高血圧を改善

歯周病と高血圧は密接な関係があります。
糖尿病にも言えることですが、歯周病の歯ぐきの中で炎症を起こし悪さをする炎症性サイトカインというタンパク質は歯周病を悪化させ歯の骨を溶かすだけではなく、その部分の血管から全身に巡り、血圧をさらに悪化させたり身体の多くの部位で悪さをします。
実際に、その身体の炎症が起こっている部位から歯周病菌を起因とする炎症性サイトカインが発見されていることで、多くの生活習慣病やあらゆる病理に歯周病が関わっていることが分かっています。

逆に、医科からも注目されるように歯周病の方は歯周病を治す、初期の方は健康な口腔状態にし、お口から健康を守ることであらゆる病気の予防に貢献することになるとも分かっています。国が国民会歯科検診を推奨・義務付けしたり、健康日本21という国民の健康を全体で推していこうという姿勢からも歯科の分野は皆さんの健康と予防に大きく貢献するということは明白です。

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