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肥満で歯が抜ける?!歯周病と肥満の関係

肥満で歯が抜ける?!歯周病と肥満の関係

肥満と歯周病の関係性|デンタルクリニック青木は代々木駅から徒歩2分の歯周病専門医のいる歯医者

歯周病と肥満は、それぞれ現代社会において非常に重要な健康問題のひとつです。
両者は直接的な関連性がないように思えるかもしれませんが、実は深い関係があることが多くの研究で明らかになっています。
このコラムでは、歯周病と肥満の関係についてお話します。

岡山大学の研究(令和4年)では、高脂肪食を与えた肥満ラットと普通食を与えたラットの歯を支える骨(以下 歯槽骨とします)の吸収状態を比較しました。結果、肥満ラットのほうが歯槽骨の吸収が大きい、すなわち、歯周病が進んでいることがわかりました。
また、肥満によってラットの血液と歯ぐきの中の「遺伝子のメッセージ」が変わることも分かりました。肥満ラットの血液にある4つの「microRNA」が、歯ぐきの7つの遺伝子に影響を与え、その中のいくつかが歯槽骨を減らしてしまうそうです。

上記のことから、肥満が歯周病の原因となることはわかりました。

歯周病が肥満に与える影響

逆に、歯周病が肥満に与える影響についても注目されています。歯周病の進行に伴う慢性的な炎症は、全身の炎症状態を引き起こすことがあり、これが新陳代謝に影響を与える可能性があります。つまり、歯周病によって体重が増加しやすくなることがあるのです。また、歯周病によって歯の痛みやぐらつきがあると、食事内容に制限がかかってしまいますよね。噛む回数が少なくなると、満腹中枢が刺激されにくくたくさん食べてもおなかが満たされないため肥満につながります。健康に良い繊維質の食べ物、お肉や野菜の摂取量が減り、炭水化物などの柔らかい食事が中心の偏った食生活になると、栄養バランスが崩れてしまいます。

このように、歯周病と肥満は相互に影響し合う関係を持っています。

予防や治療においては、これらの疾患を同時に考慮することが重要です。例えば、肥満を改善するための生活習慣の見直しや、健康的な食事の導入が、歯周病の予防や改善にも寄与する可能性があります。また、歯周病の治療を行うことで、全身の健康状態が改善され、肥満のリスクも軽減されるかもしれません。

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