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歯周病とは?

歯周病とは?

歯周病とは|デンタルクリニック青木は代々木駅から徒歩2分の歯周病専門医のいる歯医者

歯周病原細菌が原因と言われる歯の感染症です。
慢性的な炎症・免疫反応の結果、進行性に歯周組織が破壊させていきます。
内部へ進行し、歯を支える歯槽骨まで感染していくと、骨を溶かしてしまい、土台がなくなり歯がグラグラになってしまいます。
最悪の場合抜けてしまうというのが歯周病の恐ろしいところです。

︎歯周病になる原因は、3つの分類に分かれます

①細菌によるもの
→歯垢(プラーク)
②宿主の要因になるもの
→全身疾患・薬剤・口呼吸・被せ物があってない
歯並び・歯ぎしり・咬み合せ
③環境によるもの
→喫煙・食生活・ストレス

歯周病の直接的な原因は①細菌によるものです。
それに②や③の要因が加わるかで歯周病の進行は変わってきます。
そのため私たちは、まず
「お家の歯磨きによる清掃状態」を重視します。
歯磨きができてないと、どんなにいい治療をしても
また悪い状態に戻ってしまい治癒が悪く、治療の意味ががありません。毎日、歯にプラーク(歯垢)は付いてきます。それを、歯科医院で毎日プラークを除去してもらうのは非現実的です。
日常のブラッシングで、自分でしっかり除去することが重要で、「ブラッシング」というプラークを除去する行為は、歯周病治療の中心なのです。

歯の構造|デンタルクリニック青木は代々木駅から徒歩2分の歯周病専門医のいる歯医者

歯と歯ぐき(歯肉)の境目には、溝があります。

この溝は、歯茎の健康状態で呼び名がかわります。
・歯肉溝
・歯肉ポケット(仮性ポケット)
・歯周ポケット(真性ポケット)
と3つに分類されて呼ばれます。
また、溝の深さを数値化して状態を診査していきます。

1)歯肉溝 : 歯肉が健康な状態

歯肉の色が薄いピンクで引き締まっています。
歯と歯肉が付着(ついてる)状態で、溝の深さは2〜3mm以内です

2)歯肉ポケット(仮性ポケット)

清掃が行き届かないでいると、歯肉が炎症を起こします赤くなったり、腫れたり、歯磨きで出血してきます。
見かけ上、溝が深いかな?という状態で、まだ歯と歯肉は付着しています。いわゆる、歯肉炎です。
この段階では、お家での歯磨き(セルフケア)を丁寧にすると治ります。

3)歯周ポケット(真性ポケット)

進行し、歯と歯肉の付着が喪失され、歯槽骨が吸収(溶ける)して溝が深くなると、歯周ポケットと呼ばれます。ポケットの深さは4mm以上になります。
見方は↓
・4〜6mm 歯周病の進行あり
・7mm 以上 重度の歯周病
歯周病検査で、メモリのついた針状の器具を使って1歯ずつ歯周ポケットの深さを調べていくのですが、歯の周りを触って7mm以上だと、冒頭で話した、
土台がなくなり歯がグラグラになり、最悪の場合抜けてしまうというという状態の可能性が高いです。

歯周病の治療はいくつかあります

・縁上(歯肉の上)の治療から

①セルフケアの獲得
PCR値(歯の表面にどれだけプラークが付着しているかを調べ、その結果を数値化したもの)を出し20%以下を目標に、歯ブラシの技術とそれをお家でも日常的にできるように目指していきます。

→繰り返しになりますが、歯ブラシができていないと
歯周病の悪化を防ぎ、治癒に導きけませ。また、
処置の効果が出ないということになります。

②歯石除去
歯石とは、プラークの中の細菌と唾液の成分と結合して、軽石のような硬い物質として歯の表面に付着し、粗造にします。細菌はこの歯石を足がかりにして、さらにポケットの奥深くへと進行していきます。
歯ブラシでは落ちないため、歯科専用の器具を使用して除去していきます。そうすることで、歯の表面が滑らかになり、歯垢の付着がしにくくなります。

③詰め物・被せ物の修正
不適合な詰め物や被せ物があると、歯との境目の段差に、汚れが溜まると歯肉の炎症に繋がる場合もあります。修正したりやり直したりすることで、プラークが溜まりにくいようにしていきます。

④咬み合わせの確認
特定の部分に噛む力が偏ってしまうと、その部分の歯や歯槽骨、歯ぐきに大きな負担がかかってしまい、歯周病の進行を早めることがあります。
そのため、噛む力が分散されるように、咬み合わせの調整を行います。

・縁下(歯肉の下)の治療

①SRP
SRPとは、歯周ポケット内の歯石やバイオフィルム(細菌の集合体)を除去し、凹凸で粗造になってる歯の根の表面を平らな滑沢にすることを目的とした治療です。
この治療は、歯周ポケットの中は直接目で確認できない、手指の感覚のみを頼る治療なため、高い技術が要求されます。
また、歯肉の深いところを触り痛みを伴うため麻酔を使用しながら進めていきます。

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ここまでが、歯周病治療の基本的なものです
これで改善しなければ次の段階に進みます
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○歯周外科処置
SRPを行う際に使用する道具には、器具が届く限界があるのと、手探りで歯石をとるため、取り漏れや、まだ深いところについてると、歯肉の改善が見られないのです。
SRPを行っても改善しない場合は、歯肉を一時的にめくり、歯の根を見える状態にして確実に歯石をとる、「歯周外科処置」を行います。
この処置は、感染物質を徹底的にとるのと歯周病で失った歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)を再生させる治療もできます。

治療後はメンテナンスで管理していきます

どんなに歯磨きが上手で磨けていても、口腔内は細菌がいて、歯周ポケット内の歯周病原菌は12~16週で、もとの歯周叢に戻る傾向があります。
治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、再発を防止を行うためには、歯科医院の専門道具を使ったメンテナンスでプロフェッショナルケアを受け、定期的にバイオフィルムの破壊と除去を行っていかなければなりません。
歯周病は再発の多い病気といわれています。
一度歯周病に侵されたところは元の健康な状態には戻りません。歯肉は退縮しますし、溶けてしまった骨が完全に元通りに戻るわけではありません。ほとんどが歯と歯肉が寄り添うような形で治っているのにすぎません。メインテナンスを怠ると容易に再発をおこします。
そのため、メンテナンスはとても重要なものです。

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